Instagramの運用「KGI」「KPI」とは？その設定方法を徹底解説！

現在Instagramは、マーケティングにおいて重要な位置付けとなっています。しかし、流行しているからと”なんとなく”Instagramを運用しているだけでは、期待しているほどの効果が得られません。

Instagramを使って大きな効果を得るためには、どういった目的で運営しているのかを明らかにする必要があるのです。そこで今回は、Instagramの運用を成功させるために欠かすことができない「KGI」と「KPI」について詳しくご紹介します。

Instagramの運用に欠かせない「KGI」と「KPI」

Instagramをマーケティングとして活用するためには、「KGI」と「KPI」を設定しなければなりません。ここでは、「KGI」と「KPI」とは一体どういったものなのかを見ていきましょう。

「KGI」と「KPI」とは

そもそもKGIとKPIとは一体どういったものなのでしょうか。これらは、効率的に事業の目標を達成するための指針となるものです。

KGIは、Key Goal Indicatorの略語で、重要目標達成票という意味を持つ言葉です。事業を行う上での、最終的な目標となります。

一方で、KPIは、Key Performance Indicatorsの略語で、重要業績評価指標という意味を持っています。最終目標であるKGIを達成するために欠かせない中間目標のことです。より精度の高い適切なKPIを設定することで、最終目標を達成するまでのプロセスを評価し、チーム内での方向性を統一できます。

Instagramではどんな数値が基準になるの？

Instagramの運用におけるKGIとKPIを設定するためには、基準となる数値を知っておく必要があります。ここでは、Instagramで活用できる数値についてみていきましょう。

フォロワー

まずは、Instagramでは自分のアカウントをフォローしているフォロワーの数が指標となります。フォロワーの数が多ければ、それだけ人気を集めているという印象を与えられる上に、フォロワーの年齢や性別などを分析することで、傾向と対策を考えることもできるでしょう。

インプレッション数

インプレッション数とは、投稿がユーザーに表示された回数です。インサイト分析画面から、インプレッションの多い投稿を確認できます。「ホーム」というインプレッションが多い場合には、フォロワーのタイムライン上で投稿が閲覧されていることを表し、「発見」というインプレッションが多い場合には、フォロワーでない人に多く閲覧されたことを表します。

つまり、ホームのインプレッションとフォロワーの数が近ければ、フォロワーとアカウントの親和性が高いとも言えるでしょう。

リーチ数

リーチ数とは、その投稿を見た人の数を表します。たとえば、同じ人が2回投稿を見た場合、インプレッション数は2とカウントされるのに対し、リーチ数では1とカウントされます。

エンゲージメント数

エンゲージメント数というのは、「いいね」、「保存」、「コメント」の数を表しています。フォロワーの数に対してエンゲージメントの割合が高い場合には、投稿に対してポジティブな印象を得ているフォロワーが多いということが言えます。

また、企業の商品やPRの投稿であれば、「保存」を選んだフォロワーの数が多ければ多いほど、購買意欲が高いと言えるでしょう。

InstagramでKGIを設定する方法

Instagramにおける「KGI」、つまり最終的な目標はどういったものを設定するのが良いのでしょう。Instagramの活用法にはさまざまなものがあります。漠然とアカウントを運用するのではなく、目的をしっかりと設定することが大切です。

PR・ファンの獲得・自社サイトへ誘導

Instagram活用の目的として一番多いのが、商品やブランドを多くの人に知ってもらうというものです。また、すでに商品やブランドを知っている、購入したことがあるという既存のファンとのコミュニケーションを目的とする場合もあります。

さらに、Instagramを窓口として、ECサイトや自社サイトへ誘導することで、売り上げUPを狙うという使い方もできるでしょう。

コンテンツを一緒に作る

Instagramの魅力は、ユーザーやターゲットとコミュニケーションをとれるというところにあります。たとえば、商品のモニターをInstagramで募集したり、評価や感想を発信してもらったり、新しいアイデアを募集したりすることもできます。

このように、ユーザーのリアルな声を商品開発に反映しながら、新たなコンテンツをユーザーやファンと一緒に作っていくことも可能です。

InstagramでKPIを設定する方法

InstagramにおけるKPIの設定は、最終目的であるKGIに合わせて設定する必要があります。

目的のために必要なプロセスは何か？

まずは、人々に商品やブランドを知ってもらうことが必要なので、フォロー数やインプレッション数、フォロー率などをKPIとして設定しましょう。ある程度のフォロワーを獲得したら、次にフォロワーの興味関心を引き出していくことが必要になるため、エンゲージメント数をKPIとして設定するのがおすすめです。

このように、最終目的の内容や、運営のフェーズに合わせて、柔軟にKPIを設定していきましょう。

まとめ

今回は、Instagramの運営に欠かせない「KGI」と「KPI」について詳しくご紹介しました。より大きな効果を生み出すためには、何のためにInstagramを活用するのかをしっかりと明らかにすることが大切です。SNSマーケティングを成功させるためにも、自社・自分ならではの適切な数値を設定しましょう。