WEB戦略

【知らないとヤバい】HPの検索順位を上げる為に必要なのはコレ

個人ブログや自社ホームページがある程度検索上位に表示されるようになると、より効率的なコンテンツを作るためにホームページアクセスについてのデータ分析を行いたいと考えるのではないでしょうか。そんな時にはグーグルアナリティクスがおすすめです。

データ分析ツールの活用というと難しそうなイメージがありますが、要点を抑えて活用すれば、それほど怖がる必要はありません。そこで今回はグーグルアナリティクスの活用方法とデータ分析の方法について解説していきます。

グーグルアナリティクスにおける用語解説

グーグルアナリティクスの活用方法について理解するためには、その前提としてグーグルアナリティクスで用いられる言葉の意味を知っておく必要があります。一見難しそうな横文字が多いですが、実際にはそこまで難解なものはありませんので、ひとつずつ言葉の意味を確認していきましょう。

グーグルアナリティクスとは

用語解説の前に、そもそもグーグルアナリティクスとはどのようなものなのかの説明をしていきます。グーグルアナリティクスとは、グーグルが提供する個人ブログや自社ホームページなどのWebサイトを解析するためのツールのことをいいます。

グーグルアナリティクスは無料でも使用可能なので、ホームページのデータ解析を行う場合には必須のツールといえるでしょう。

グーグルアナリティクス365(有料版)を使用すれば、BigQuery(ビッグデータ)へのエクスポートや通信料が無制限といったさまざまな特典がありますので、無料版でグーグルアナリティクスの活用に慣れてきたら、有料版のグーグルアナリティクス365への切り替えを検討してみても良いでしょう。有料版の機能を活用することにより、より効率的なホームページ運用を実現できます。

また、グーグルアナリティクスと銘打ってはいますが、グーグル以外の検索エンジンなどからの流入経路も収集可能です。

新規ユーザー数

新規ユーザー数とは、ホームページに初めて訪問したユーザーのことをいいます。ただし、グーグルアナリティクス上で初めて訪問したユーザーと判定されるユーザーには一定の条件があります。

その条件とは、過去2年以内にホームページへ訪問したことがないというものです。たとえ訪問した履歴が残っていたとしても、それが2年以上前のものであれば、そのユーザーは新規ユーザーとして扱われます。

ユーザー数

ユーザー数は、指定した期間内にどれだけのユーザーが訪問したかの数を表します。ただし、ここでいうユーザーは必ずしも人のことを指すとは限りません。

グーグルはユーザーを検出する手段としてブラウザのCookieの技術を使用しています。Cookieでは使用者の端末や使用ブラウザなどの情報からユーザーを識別しています。そのためたとえ同じ使用者であったとしても、スマートフォンとパソコンの2端末でホームページを閲覧した場合や、Google ChromeブラウザとFirefoxブラウザの2つでそれぞれホームページを閲覧した場合にはユーザー数は2とカウントされます。

以上のことから、グーグルアナリティクス上でいうユーザー数というのは、人の数ではなくブラウザの数と考える方が良いでしょう。

PV(ページビュー)数

ページビュー数とは、ユーザーが任意のページを読み込んだ回数のことをいいます。ページビュー数が多ければそれだけホームページのさまざまなページを閲覧されている数が多いことを示しているので、あなたのホームページのコンテンツがユーザーの興味を惹いていると判断することができるでしょう。

グーグルアナリティクスにあるさまざまなデータ分析の中でももっともわかりやすい指針のひとつなので、積極的にデータ分析に活用していきましょう。

離脱率

離脱率とは、ユーザーが何らかの理由によりあなたのホームページから別のホームページへの移動や、ブラウザを閉じた割合のことをいいます。

離脱率が高い場合には、そのページによってコンテンツ改善が必要な場合とそうでない場合があるので、注意が必要です。

コンテンツ改善が必要な離脱率の高いページのひとつに、ページビュー数が高いページがあげられます。多くのユーザーをそのページに誘致することには成功しているのに、その後離脱していることから、せっかく訪問してくれたユーザーを逃していることになります。

このページの離脱率を改善するだけで自社製品の購入数やホームページに設置した広告へアクセスするユーザー数が飛躍的に向上する可能性が高いのです。

一方で、離脱率が高くても改善の必要がないページもあります。たとえばサンクスページのような、ユーザーに行ってもらいたいアクション(商品購入など)が完了した後のメッセージのページの場合には、ユーザーに行ってもらいたいアクションは完了しているので離脱しても特に問題がありません。

また、他のサイトへの誘導ページの場合にも、そもそもそのページから離脱して他のサイトへ訪問してもらう目的のページなので、特に改善は必要ありません。

直帰率

直帰率は離脱率の一種で、離脱率に換算されるもののうち特定のページに訪問したユーザーが他のページへ訪問することなくホームページを離脱してしまうことをいいます。直帰率が高い場合には、特定のページを訪問したユーザーがあなたのホームページそのものに興味を持つことなく離脱してしまっています。

ホームページの構造上、ひとつのページで独立している場合には、必ずしも直帰率を改善する必要はありませんが、関連のあるコンテンツのページがある場合には、直帰率を改善する必要があるのです。

直帰率が高い場合、そのページのコンテンツ内容そのものにユーザーが興味を持たずに離脱してしまう場合と、そのページの内容はユーザーのニーズを満たしていたものの、ホームページの他のページへ移動しようとした際に読み込み時間が長いため離脱してしまった場合が考えられます。ページそのものがニーズを満たしていないようなら、ページ内容の改善を検討しましょう。

一方で、ページ内容はユーザーのニーズを満たしており、他のページの読込時間がかかってしまい、ユーザーが諦めて離脱している場合には、ページの画像や動画容量を見直すことやタグの埋め込み量を減らすなどの対策をしてみましょう。

セッション数

セッション数とは、特定のホームページを訪問してから離脱するまでの一連の流れのことをいいます。

セッション数と混同しがちな言葉に、ページビュー数やユーザー数があります。ページビュー数やユーザー数と明らかに違う点はセッション数の換算方法にあるのです。

セッション数で1カウントされる基準は、そのホームページを訪問してから離脱した時点です。そのため、ホームページを訪問して、離脱する前に複数のページを閲覧していたとしても、ホームページ離脱時にはセッション数は1とみなされます。この場合、ページビュー数は閲覧したページの数の分だけカウントされます。

また、1日目にホームページを訪問後離脱し、翌日再度ホームページを訪問し離脱した場合、セッション数は2とカウントされますが、同じユーザーが2回連続でホームページを訪問していることからユーザー数は1しかカウントされません。

平均セッション時間

平均セッション時間とは、一回あたりのセッションの間(ホームページ訪問から離脱するまで)に、どれくらいの時間滞在していたかの平均時間のことをいいます。平均セッション時間が長ければ、その分ホームページにユーザーのニーズに沿ったコンテンツが充実していることを表します。平均セッション時間が長ければその分自社商品購入や設置した広告からの他サイト誘導などのユーザーに行ってほしいアクションを行う確率は高くなります。

ただし、平均セッション時間にユーザーが離脱したページが含まれないという点に注意が必要です。そのため、ひとつのページに一定時間滞在していたとしても、そのままユーザーが離脱してしまうと平均セッション時間は0秒として扱われます。そのため、平均セッション時間は実際にセッション中にユーザーが滞在していた時間よりも短い時間となります。

LP(ランディングページ)

ランディングページとは、ユーザーが検索結果などから最初にたどり着くページのことをいいます。ユーザーが個人ブログや自社ホームページを訪問する入り口にあたる部分なので、このランディングページをいかに改良していくかで離脱率や直帰率が変わるといっても過言ではありません。ランディングページを分析することはホームページ運用において非常に重要な要素のひとつなのです。

上記で説明したランディングページの意味はグーグルアナリティクスにおけるものなので、Webマーケティングにおいては別の意味を示すこともあります。Webマーケティングにおいては狭義の意味でランディングページという言葉が用いられることが多く、ユーザーのアクション(商品購入や問い合わせなど)を誘導するための縦長のページのことを指します。

グーグルアナリティクスの活用方法

グーグルアナリティクスに関する用語がわかったら、本格的にグーグルアナリティクスを活用するための準備をしていきます。ここからは具体的なグーグルアナリティクスの活用方法について解説します。

グーグルアカウントの作成

グーグルアナリティクスを活用する前提として、まずはグーグルアカウントの作成を行います。グーグルアカウントを既に持っている場合には次の手順に進んでください。

グーグルアカウントを作成するためには、まずはグーグルの検索エンジンを開きます。画面右上の「ログイン」ボタンをクリックして、ログイン画面の「アカウントを作成」からアカウントを作成していきます。アカウントの種類は個人用のアカウントでも問題ありません。

再設定用のメールアドレスや生年月日などを画面の指示に従って入力していき、プライバシーポリシーと利用規約に同意することでグーグルアカウントを作成できます。

グーグルアナリティクスアカウントの作成

グーグルアカウントを作成したら、次にグーグルアナリティクスアカウントの作成を行います。グーグルアナリティクスアカウント作成ページに移動するとグーグルアカウントへのログインが求められるので、上記で作成したグーグルアカウントでログインしましょう。

グーグルアカウントへのログインが完了するとグーグルアナリティクスのアカウント作成ページへ移動するので、「測定を開始」ボタンをクリックして、アカウント名の設定やビジネス規模、利用目的などを画面の指示に従って選択します。

画面の指示に従って情報を選択した後に、画面下部にある「作成」ボタンをクリックすることでグーグルアナリティクスアカウントの作成が完了します。

グーグルアナリティクスアカウントの作成が完了すると、グーグルアナリティクスのトップメニューに移動するので、「データストリーム」メニューからウェブを選択し、「タグの設定手順」をクリックして、トラッキングコードを取得(クリップボードにコピー)しておきます。

ホームページへのトラッキングコード設置

トラッキングコードを取得できたら、あとはホームページへ設置するだけです。トラッキングコードの設置方法については、ホームページ作成に使用しているCMS(コンテンツマネジメントシステム)によっても手順が変わってきます。

WordPressを使用している場合には、「header.php」の中にあるheadタグ内に設置するだけで完了します。

データ分析の手順

URLホームページへグーグルアナリティクスのトラッキングコードの設置ができたら、実際にデータ分析を行い、分析結果にもとづいてホームページを改良していきます。

ここからは、データ分析からホームページ改良までの一連の流れについてお話します。

分析指標を決める

データ分析を行うためには、まずはどのようなデータを分析したいのかを整理し、分析指標を絞ってから分析を行いましょう。分析できるデータにはさまざまな種類がありますが、これらのデータをすべて分析しなければならないというわけではありません。

むしろ、分析するデータが増えすぎると分析したデータによって結果にばらつきがあると、データ分析結果をもとにしたホームページ改良の指針が定まらないこともあります。

そのため、まずはデータ分析の目標を設定したうえでデータ分析目標を達成できるデータに絞って分析を行うことが重要です。

分析指標における問題点を洗い出す

分析指標が決まったら、決まった分析データの情報を収集し、ホームページの内容のどこに問題があるかを洗い出しましょう。

データ分析によって問題点が顕在化した場合、必ずどこかに問題の原因があります。もし現在分析しているデータだけでは原因がつかめない場合には、分析指標を決めた段階で検討が不十分であった可能性があるので、再度分析指標の洗い直しから行う必要があるかもしれません。

改善案を考える

問題点を洗い出したら、次は問題点の原因を追究し、改善案を考えなければなりません。とくにグーグルアナリティクスを活用し始めの頃はデータの数字が悪いことが多く、頭を悩ませることも多いでしょう。

ただ、問題点が多いということはそれだけ改善の余地も大きいということなので、適切な改善が図れればホームページへのアクセス数やユーザーのアクションを飛躍的に延ばすことも可能です。

改善案の実践

改善案がまとまったら、改善案をもとに実際にホームページを改良していきます。ホームページを改良したら、事前に期間を指定しておきます。期間を決めておくことで、ホームページを改良する前のデータと、ホームページ改良後のデータの比較が容易になります。

期間についてはデータの量によって異なりますが、おおむね数日から1か月程度の期間を設けると改善することが多いのです。

改善後のデータ分析

ホームページを改良して事前に決めておいた期間が経過したら、改めてデータ分析を行います。ここで改良前のデータと改良後のデータを比較検討することで、改善案は実際に効果があったのかが判断できます。一度改良したホームページのデータ分析を行っただけだと、まだまだ改良の余地が残されていることが大半です。

そのため、改良後のデータをさらに研究して問題点を洗い出し、再度改良後データ分析を行うという作業を繰り返すことで、少しずつホームページの質を高められます。

最初のうちは問題点が多くうんざりしてしまうかもしれませんが、根気強くデータ分析を続けていくことで、だんだんと問題点が少なくなり、質の高いホームページに改良されていきます。

あきらめずにデータ分析と改良を繰り返していきましょう。

まとめ

今回はグーグルアナリティクスの活用方法とデータ分析手法について解説しました。ホームページ運用を効率化するためには、グーグルアナリティクスをはじめとするデータ分析ツールの活用は必須です。

一見活用が難しそうなツールでも、要点を抑えておけば簡単に活用可能なので、いままでデータ分析ツールを敬遠していた人も、今からツールを活用してホームページをより良いコンテンツへ育てていきましょう。

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