WEBサイトを作ったものの、一向に検索順位があがらないというのはよくある悩みです。放っておいても勝手にあがることはないので、順位をあげるべく施策を打ちましょう!ただし検索順位をあげるには「コツ」が必要です。
そこで今回は、検索を上位化する方法 8選を紹介。検索順位の決定方法や検索順位の調べ方なども合わせて解説していきます!WEBサイトの検索順位をあげて、アクセス数を増加させましょう!
検索順位はどうやって決定されている?
WEBサイトの検索順位は、「Googleアルゴリズム」を基準に決められています。「Googleアルゴリズム」とは検索順位を決めるルールのことで、大小200ほどの基準があると言われています。(このアルゴリズムの詳細は極秘情報として、他の会社はもちろん、Google社内でも一部の人間しか把握していないと言われています)検索順位をあげるには、このGoogleアルゴリズムの基準を多く満たすことが必須となるのです。
検索順位が決まるまでの流れを説明していきます。まずはインターネット上のあらゆる情報を集めるロボット、「クローラー」がWEBサイトを巡回します。そのクローラーが収集したWEBサイトの情報をデータベースに登録(インデックス)します。そしてGoogleアルゴリズムに基づいて評価が行われ、順位が決定するのです。
検索順位アップの8つの方法
それでは、具体的にどのような対策を行えば「Googleアルゴリズム」に高く評価されるのかを解説していきましょう。
ドメインの正規化
WEBサイトを検索して訪問する際、URLに「www」や末尾の「index.html」などを入れても入れなくてもアクセスは可能です。ただしそれでは、別々のWEBサイトへのアクセスだと認識されてしまい、1ページで受けられるはずだった評価が分散してしまいます。URLを統一する「ドメインの正規化」を行いましょう。
ドメインの正規化は、正しいURLに飛ばす「301リダイレクト」や正しいURLに評価を集約させる「canonicalタグ」といった方法で行います。
ドメインの正規化が行われているかのチェックは難しい作業ではないわりに、検索順位アップの効果が高いと言われています。まずはドメインの正規化ができているかどうかをチェックしてみましょう。
ドメインの保護
WEBサイトには「http://」から始まるものと「https://」から始まるものとがあるのはご存知でしょうか。ドメインが保護されたWEBサイトは「https://」から始まります。
ドメインが保護されたWEBサイトというのは、セキュリティが強化され安全に閲覧できるWEBサイトだということです。ドメインを保護するには、SSL認証を受けましょう。
ドメインの保護は検索順位をあげるためだけでなく、閲覧者が安心して訪問できるWEBサイトにするために大切なことです。個人情報の入力が必要なWEBサイトではとくに、セキュリティの強化は必須事項だと言えます。
クローラーの巡回を促す
クローラーが巡回しやすくなるWEBサイトにすることで、検索順位アップを図ります。
サイトの地図のような役割を果たす「XMLサイトマップ」を設定すれば、検索エンジンにWEBサイトの内容全てを知らせることができます。XMLサイトマップには、URLだけでなく更新日時や頻度、優先度を補足情報として付け加えられます。XMLサイトマップはクローラーが効率よくWEBサイトを巡回するのを助け、優先順位の高いWEBサイトからインデックスしてくれるようになるのです。
「パンくずリスト」の設置も有効です。パンくずリストとは、ユーザーがどのページを今見ているのかが分かるようにする表示のことです。「ホーム>アクセス>地図」などとサイトの左上もしくは左下に表記を出すことで、ユーザーにとって道案内の役割を果たしてくれます。また、パンくずリストがあることでWEBサイト内の回遊率をあげる効果も期待できます。
WEBサイトの利便性を高める
WEBサイトの利便性が向上する「スマホ対応」と「表示速度の改善」も、Googleアルゴリズムの評価基準にあります。
スマホ対応されていないWEBサイトは、スマホで表示した際に非常に見づらいものです。スマホでも閲覧しやすく「モバイルフレンドリー」化されたWEBサイトは、スマホユーザーが爆発的に増加した昨今には無くてはならない対策の1つでしょう。
表示速度も重要です。WEBサイトの表示に3秒以上かかるようなら、ファイルのサイズを軽量化したりサーバー環境を見直したりして高速化を図りましょう。
狙いたいキーワードの明確化と選定
ページごとにキーワードを選定すれば、検索された時に上位表示されることが期待できます。ターゲットとなるユーザーがどのようなキーワードを検索するのかを明確にし、選定しましょう。
ただしよく検索されるキーワードというものは、競合WEBサイトも多くなるのは必然です。ビッグキーワードでの上位表示ばかりを狙うのではなく、ミドルキーワード・スモールキーワードでの評価を積み上げていきましょう。
例を挙げると、「パン屋」をビッグキーワードとした時に「パン屋 長野」がミドルキーワード、「パン屋 長野 クロワッサン」がスモールキーワードです。(ただし組み合わせによっては、ミドルキーワードでもビッグキーワード並の検索率を誇ることもあります)
タイトルや見出しにもキーワードを盛り込む
選定したキーワードは、積極的に見出しやタイトルに使用することでクローラーに認識されやすくなる効果があります。閲覧しているユーザーもこのページには何が書かれているのかが分かりやすくなるというメリットもあります。
ただし、検索を意識しすぎてむやみやたらとキーワードを詰め込むと、読みづらくなる上にGoogleからも評価されづらくなってしまいます。バランス良く、訪問するユーザーのことを考えた入れ方を心がけましょう。
質の高いコンテンツを作る
ユーザーの検索意図を組んで、キーワードを軸にコンテンツを作成することでWEBサイトの質を高められます。キーワードの答えとなるような情報、疑問を解消するような内容をブログやコラムにして掲載する「コンテンツSEO」がおすすめです。
いくらタイトルや見出しにキーワードが盛り込まれているからといって、肝心の内容が薄かったり信憑性に欠けたものだったりしてはユーザーの満足度が得られず、閲覧数も伸びません。ユーザーにとって有益で信頼性のある内容、独自性のある内容のコンテンツ作りを続けることで、評価を積み上げていきましょう。
更新の頻度や情報の鮮度も大事なので、まめに更新していくことも必要です。
リンクの強化
被リンクの数もGoogleアルゴリズムの評価基準の1つです。
外部サイトから自社サイトに貼られる「外部リンク」は、信頼できるWEBサイトの証としてみなされます。外部リンクを得るのはなかなか難しいものではありますが、コンテンツの質を高めていけば不可能ではありません。
WEBサイト内の関連ページをつなぐ「内部リンク」も、外部リンクと同等の効果が得られます。
検索順位はどれくらいで上がる?チェックできる?
検索順位アップの8つの方法を紹介してきましたが、いくら対策をしたからといって残念ながらすぐに効果が現われるものではありません。Google側も「変更に着手してから効果が出るまでは、通常は4ヶ月~1年かかる」と公式に明言しています。検索順位をあげるには、一度の対策にとどまらずコツコツと更新を続けていく中長期的な目線が必要でしょう。
検索順位は、「シークレットモード」でチェックが可能です。通常の検索ではユーザーの過去の検索履歴や所在地などが加味されパーソナライズされた結果が表示されてしまいますが、シークレットモードで検索すれば検索順位上位から順に表示されます。
Googleが無料提供している「Googleサーチコンソール」など、WEBサイトの分析ツールでも検索順位が確認できます。
まとめ
検索順位アップの方法について8つ紹介してきましたが、これらは全て「ユーザー目線に立ったWEBサイト作り」に集約されます。スマホでも見やすいWEBサイト、高速で繋がるWEBサイト、検索したキーワードについて有益な情報が得られるサイト…これらのユーザー目線に立った対策は、必ず検索順位のアップにつながります。一朝一夕にあがるものではありませんが、ユーザー目線に立って今一度WEBサイトを見直してみましょう。