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【サロン経営者さん必見です】サロン経営者さんならではの4大悩みの原因と解決策を解説します!

美容系のサロンを開業したものの、軌道に乗せるのは難しく失敗に終わってしまう店舗も多いことはご存知でしょうか。リピート率が上がらない、売り上げが伸びないなど、サロン経営者ならではの悩みは多いものです。

そこで今回は、サロン経営における悩みにはどのようなものがあるか、そして悩みの原因と改善策はどのようなものがあるか、解説していきます。

Contents
  1. なぜサロン経営は失敗しやすい?
  2. サロン経営ならではの悩みとは?その原因とは?
  3. サロン経営ならではの悩みの改善アイデア①集客改善
  4. サロン経営ならではの悩みの改善アイデア②スタッフの採用・育成の改善
  5. サロン経営ならではの悩みの改善アイデア③リピーター率改善
  6. サロン経営ならではの悩みの改善アイデア④競合店との差別化
  7. まとめ

なぜサロン経営は失敗しやすい?

ネイルサロンやエステサロンといったサロン経営は失敗しやすいという事実をご存知でしょうか。ネイルサロンを例に挙げると、5年以内に廃業してしまう店舗は実に90%以上だと言われているのです。つまり、開業後長く経営し続けられるサロンは約10%というほんの一握りだというわけです。

また、コロナの影響で2020年には廃業数が過去最高を更新しているのも事実です。現在ではコロナ禍の頃に比べて持ち直してはいるものの、今後も経営が安定するのは難しいでしょう。

それではなぜサロンの開業は失敗してしまいやすいのでしょうか。それには次の7つの原因が考えられます。

あいまいなコンセプト

サロン経験はビジネスとして手軽に挑戦しやすいのが特徴でしょう。ただし、気軽に始めたのはいいものの、売り上げが伸びず廃業に追い込まれるパターンが大部分を占めるのです。失敗するサロンの大部分が、しっかりしたコンセプトを考えないまま開店してしまっているのです。

強みとなるようなコンセプト、顧客が魅力だと感じてくれるようなコンセプトを、開店準備の段階で明確にしておく必要があると言えるでしょう。そのようなコンセプトを開店後にも積極的に打ち出すことは、多店舗との差別化にもなります。

集客策を打ち出していない

チェーン展開しているサロンならともかく、個人でオープンしたサロンは集客しなければ顧客が集まることは考えにくいでしょう。まず認知されることから始まり、興味を持って来店してもらうまでになるには、サロンの特徴や魅力を伝えなければなりません。

ホームページやSNS、ブログやチラシのポスティングなどさまざまな集客方法があるので、集客策を打ち出さない手はないでしょう。

技術不足

サロン経営を成功させる大前提として、スタッフの技術の高さは必須であり、何より大切なものだと言えます。技術力の無いサロンは、もしも一度来店したとしてもリピーターになることは考えにくく、良い評価を広めてもらえることもないでしょう。

自身が施術する場合はもちろん、スタッフを雇う場合にも1人1人のスキルを見極めて優秀なスタッフを確保する必要があります。

競合店との差別化が図れていない

コンセプトを明確にしていないことによって、競合店との差別化が図れず集客が伸びないまま失敗してしまうケースが多々あります。とくに近所に競合店の多いエリアに出店した場合には、競合店にはない自店舗の強みや魅力を打ち出し、差別化を図る必要があるでしょう。

たとえば技術を証明するために資格保有者による施術をアピールすれば、信頼感がアップするはずです。

初期費用の掛けすぎ

とくに初めてのサロン経営でありがちなのが、内装や機器に費用を掛けすぎるケースです。予算を組んだうえで、予算内で収まる範囲にお金を掛けないと、オープン後の経営を圧迫させてしまうことになるのです。

興味が無い

サロン経営をしたきっかけが「未経験でも簡単そうだから」「稼げそうだから」といった理由の人も一定数居るのが事実です。ただしサロンで提供するサービスについての勉強は必須でしょう。サロンでのサービス自体にも興味が持てないようでは、顧客が満足するサービスや料金の相場なども分からず、失敗しやすいと言えるでしょう。

メニュー料金の設定が低い

集客の手立ての1つ、リピーター獲得の手立ての1つとして安さを売りにしようと考えるサロンも少なくありません。ところが十分な集客がないまま料金を下げてしまっては、店舗維持に必要な経費がまかなえるだけの売り上げにならないでしょう。

さらに、自店舗より安いサロンが出現した際には、安さを売りにしているとさらに料金をさげなければいけなくなってしまいます。あくまでサービスの価値に合った価格設定をすることが大切でしょう。

サロン経営ならではの悩みとは?その原因とは?

サロン経営が難しい理由をお話してきましたが、ここからはサロン経営者の多くが抱える、サロン経営ならではの悩みについて原因も交えてお話していきます。

集客がうまくいかない

いくら良いサービスを提供するサロンでも、顧客が集まらなければ利益は上げられません。とくに開業したてのサロンは、ターゲットに認知してもらわなければ始まらないでしょう。また、経営歴を重ねたサロンも、ターゲットとなる客層は常に入れ替わっているため、新規の顧客開拓は怠ってはならないと言えます。

集客がうまくいかないのにはいくつか原因があるものの、サロンにおいては「競合店との差別化ができていない」「ターゲット層に向けたプロモーションが不足している」ことが原因だと考えられます。サロンは近所に競合店がある場合も多く、激しい競争を勝ち抜く必要があるでしょう。他店との差別化を図ったプロモーションができていないことこそ集客がうまくいかない原因だと言えます。

スタッフの採用・育成が難しい・定着しない

サロン経営に限らず、サービス業全体でスタッフの定着率の低さは大きな問題となっています。接客を伴うため、精神的・身体的に疲労しやすいため、スタッフはすぐに離職しがちなのです。それではスタッフの育成や技術力の向上は難しく、サロンとしての発展も望めないでしょう。

スタッフの定着率の低さの原因は、クリーンではない労働環境が考えられます。「給料の低さ」「残業の多さ」「人間関係の悪さ」「仕事にやりがいがない」などの問題があるサロンは、スタッフの離職の原因となっているはずです。

リピーター率が低い

サロンの売り上げを安定させるためには、リピーターの存在が必要不可欠なことはご存知でしょうか。何とサロン経営において、売り上げのおよそ8割がリピーターによるものだと言われているのです。新規顧客の開拓も大切ですが、「一見さん」ばかりでは売り上げを伸ばし安定させていくのは困難でしょう。

リピーター率が上がらない原因は、何でしょうか。一度でもいいのでサロンに来店したことのある顧客は、美容に対しての興味関心、意識が高く、ある程度のお金を支払う意思がある顧客だと言えます。そのような顧客にリピーターになってもらえないことは、「値段相応のサービスを提供できていない」「サービスの本来の価値を伝えきれていない」ことが原因に挙げられるでしょう。

また、集客の有効な手立てである「初回限定サービス」にも落とし穴があることはご存知でしょうか。初回に安くサービスを提供し過ぎると、2回目以降の料金が高く感じられてしまうようになるのです。

競合店との差別化ができていない

サロンは近隣に同じような競合店が存在することも多く、競争の激しい業種だと言えます。「他のサロンではなくこの店がいい」と思わせるには、他店との差別化を図らなければならないでしょう。

ただ多くの場合、その差別化に失敗して競合店に埋もれてしまうのが現状です。差別化ができない原因は、自店舗のセールスポイントを明確にしていないことが挙げられます。自店舗独自の売りやセールスポイントがはっきりしていないと、他店舗と似通った店になってしまうのです。

ランニングコストが高い

利益を得るのに必要なのは、売り上げをアップさせることだけではありません。同時に支出を抑えることでより多くの利益が得られるのです。売り上げはある程度出ているものの利益が思うように得られない場合、支出の多いことが考えられます。支出とは主に次のような費用を指します。

・人件費
・店舗の家賃
・消耗品
・備品

これらのランニングコストが売り上げを圧迫し、廃業に至ってしまうケースも多々あるのです。

ランニングコストがかさむ原因としては、1つ1つのコストを把握していないことが挙げられるでしょう。どの項目にどの程度削減できる余地があるのか明確にしないと、打開策も検討できません。また、スタッフ1人1人にランニングコストの節約意識が徹底されていないことも、原因となり得ます。

経営改善にまで頭が回らない・時間が無い

多くのサロンではオーナー自ら施術も行っているため、スタッフ教育やお金の管理などの日々の業務に忙殺されて、経営改善にまでなかなか手が回らないのが現状でしょう。実は、問題点や課題は把握しているのに時間の余裕がなくて改善の実行にまで至らない経営者は非常に多いのです。

時間のないサロン経営者は、大部分が現場仕事をやり過ぎるのが時間の足りない原因となっています。サロン業務には、「経営者にしかできない業務」と「スタッフなら誰もができる業務」があります。そこがあいまいになっていると経営者が負担を抱えてしまいがちになってしまうのです。

サロン経営ならではの悩みの改善アイデア①集客改善

集客がうまくいかない悩みを改善するアイデアを紹介します。

予約しやすいシステム

予約するのに電話を掛けるのは、ハードルが高いと感じる顧客が多いものです。ネット予約のシステムを導入すれば、24時間いつでも予約でき、空き状況も分かるので予約へのハードルを下げることが可能になります。

SNSの活用

InstagramやFacebookなどSNSを活用し、サロンの雰囲気や施術風景を紹介すれば、初来店する顧客も安心できるでしょう。認知度アップにもつながります。

ネット広告の活用

Google広告などのネット広告を活用すれば、SNSを使っていない層にもリーチできます。

ポイントカード・会員制度の導入

会員制度やポイントカードを導入することで、リピート率を向上させられます。また、顧客の定着にもつながるでしょう。

ブログ・ウェブサイトでの情報発信

ブログやウェブサイトを開設して更新していけば、検索エンジンからのアクセスが期待できます。知名度アップ、そして集客アップにつながるはずです。

イベントの開催

サロンのサービスを気軽に体験できるような、イベントワンコイン体験・期間限定コース・割引などのイベントを開催すれば、普段興味はあるけれど敷居が高いと感じているような層への訴求になるでしょう。

口コミの活用

数多く存在するサロンの中から来店する店を選ぶ際、顧客が必ずと言っていいほど確認するのが店舗の口コミ情報だということはご存知でしょうか。技術力の高さやサービスの良さは、実際に施術を受けた顧客の口コミでなければ分からないと考える人が多いのです。口コミを増やすには、顧客満足に努めるとともに、口コミを促すような働きかけも有効でしょう。

DM・メルマガの活用

顧客の自宅に発送するDMは、SNSと比べ効果が薄いように思われがちですが、手元に残り何度でも確認できる点はSNSにはない良さでしょう。メルマガには施術メニューやキャンペーン情報、DMには特典の案内やサービスの説明を入れるなど、使い分けるのも上級テクニックです。

サロン経営ならではの悩みの改善アイデア②スタッフの採用・育成の改善

スタッフの採用・育成について悩むサロン経営者の方向けに、改善アイデアを挙げていきます。

選考時にコミュニケーション能力を見極める

長く働いてくれるスタッフを見極めるために、選考時にはコミュニケーション能力を見極めるようにしましょう。サロン勤務で顧客との関係やスタッフ同士の関係を円滑にこなすには、どうしてもコミュニケーション能力が必要になるのです。

新人研修・勉強会の充実

入社時に高い技術や接遇を身に着けさせるため、新人研修はしっかりプログラムを用意して行いましょう。また、サロンで提供するサービスは常に進化しており、トレンドも短いスパンで移り変わります。入社時だけでなく、定期的な勉強会でスタッフのスキルアップを図りましょう。

モチベーションアップの仕組みづくり

モチベーションをアップさせることで、離職率を上げられるはずです。スタッフがやりがいを感じられるよう、昇給の仕組みや福利厚生、報酬についてしっかりした仕組みを整えましょう。

スタッフ間のコミュニケーションの促進

定期的にスタッフの親睦を深めるイベントや食事会などを開催すれば、スタッフのチームワークが高まります。

待遇の改善

同業他社より高い給与を渡せられれば離職を食い止められるでしょう。それが難しい場合も、社員割引や社員旅行、社員のアイディアを積極的に取り入れることで待遇を改善できます。

スタッフとのコミュニケーション

社員にアンケートを取ったり定期的に面談を行ったりして、スタッフが意見や悩みを相談しやすい環境を整えましょう。

サロン経営ならではの悩みの改善アイデア③リピーター率改善

リピーター率の改善は、サロン経営者の永遠の悩みだと言えます。改善策を試して売り上げを伸ばしましょう。

顧客満足度を上げる

高品質のサービスを提供するのはもちろん、施術中のコミュニケーションや丁寧な接客、アフターケアに力を入れると満足度がアップするでしょう。

メニューの見直し

顧客ニーズを分析し、新たなメニューやニーズに合ったメニューを提供するためにメニューを定期的に見直していくことは大切です。また、時間帯や価格帯も見直せば、より満足度が高まるはずです。

効果を実感してもらう

継続して通うことで効果が実感できるようなメニューを開発すれば、継続的な来店を狙えるチャンスです。

ポイントサービスの導入

リピートすることで割引や特典が得られるポイントサービスを導入することで、継続的に来店しようというモチベーションを持たせられます。

マーケティングの改善

顧客アンケートで顧客の満足度やニーズを把握するなど、ターゲット層に応じたマーケティング戦略を改善してみましょう。

サロン経営ならではの悩みの改善アイデア④競合店との差別化

最後に、競合店との差別化を図るためのアイデアを紹介します。

ターゲット層の見直し

ターゲット層をもう一度見直すことで、顧客のニーズに合ったサービスを提供する店として差別化が図れるでしょう。たとえばターゲット層が把握できれば、その年齢層や悩みに応じたカスタマイズメニューを提供することが考えられます。

技術の向上

やはり技術の高いサロンこそ顧客の求めているサロンであり、高品質なサービスを提供していることが口コミなどで広まれば、自店舗へ顧客を誘導できるでしょう。また、いち早く話題の技術やトレンドに対応するフットワークの軽さも、競合店との差別化に有効です。

アフターケアの充実

店舗ならではのアフターケアで顧客の満足度や信頼度を高め、競合店との差別化が図れるでしょう。

スタッフ教育

施術の技術はもちろん、カウンセリングやコミュニケーションのスキルに長けたスタッフがいるサロンは、競合店と差を付けられるはずです。

まとめ

サロン経営は難しいのが現状ですが、決して必ず失敗してしまうわけではありません。多店舗と差別化を図りリピート率を上げていくなど、悩みを解消する手立てを講じることが安定した売り上げにつながります。ターゲット層と自店舗のセールスポイントを明確にし、顧客目線に立った満足度の高いサービスを提供していくようにしましょう。スタッフとのコミュニケーションを図ることで、いいアイディアが出てくることも期待できます。

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