あなたの会社ではSNSを運用しているでしょうか。「SNSを運用している企業が多いけれど、うちもやった方がよいのかな」と、思っている方もいるかもしれません。
SNSはマーケティングにたいへん便利なツールです。しかしSNSは多くの種類があり、とりあえず何か始めればよいというものではありません。
本記事では、企業がSNSを運用するにあたってのメリットや注意点を紹介します。SNSを生かす方法や、失敗しないSNSの運用方法がわかり、あなたの会社に合ったSNSを把握できるでしょう。
企業がSNSを運用するメリット
ここでは、企業がSNSを運用するメリットを3つご紹介します。
①SNSを経由した認知獲得や集客・売上が期待できる
企業がSNSを活用することで、今まで接点がなかった顧客にも認知されるようになります。SNSによって、これまでの広告やSEO以外からの流入が見込めるようになるからです。SNSの利用者・利用率はともに増加傾向にあるため、SNSの活用によって集客や売上の増加が期待できます。
さらにSEO対策の場合はGoogleのアルゴリズムが変更になったりアップデートされるとSEO対策の基準も変わり今まで検索順位1位だったものが急に3ページまで順位が落ちてしまうなんてこともあります。
そんなリスクを回避するためにもSNSは活用した方がいいツールの一つになります。
②ユーザーとの距離が近く、実際の声が聞きやすい
SNSはオプション機能やコメント欄を通して、ユーザーとのコミュニケーションを取りやすいツールです。たとえばTwitterやInstagramのアンケート機能を活用することで、お客様の意見をつのれます。お客様の生の意見を取り入れることで、今後の商品開発につなげるヒントにもなります。
DMで質問を受けたりコメント欄で意見を聴いたり、ユーザーとコミュニケーションを取りやすいのがSNSの特徴です。
③リーズナブルにプロモーションを打ち出せる
従来の広告といえば、テレビCMや雑誌といった媒体でした。しかしこれらは広告費が数百万円と高くなりがちです。
一方SNSは低予算にて、プロモーションを打ち出せる媒体です。SNSそのものは無料で始められるため、リーズナブルに自社の商品やサービスを宣伝できるようになります。SNSの有料広告を利用した場合も1000円から利用することができるのでかなりリーズナブルに広告を配信することができます。
また、多少コストはかかりますがインフルエンサーを起用するなど、徐々に運用を拡大していけるでしょう。
企業がSNSを運用する上での注意点
SNSは便利なツールですが、注意点もあります。ここでは企業がSNSを運用する前に知っておきたい注意点を3つ紹介しましょう。
①リテラシーがないと炎上や誹謗中傷を受ける可能性がある
SNSは拡散力が強いゆえに、炎上しやすいという性質があります。フォロワーを不快な気持ちにさせる投稿をしてしまったり、公私混同の発言をしてしまったりするといけません。企業アカウントが謝罪の投稿をする事例もあります。
SNSで炎上すると、企業にマイナスのイメージをもたらしてしまいます。SNSの投稿は社内でもSNSに精通した人材を担当にあてるようにし、投稿内容には十分注意しましょう。
②打ち出したい内容に合ったSNSを選択する必要がある
SNSにはさまざまな種類があり、一概に「どれが優れている」と言えるものではありません。企業がSNSを活用する目的にあったものを選ぶこと、ターゲットとなる顧客が多く利用していそうなSNSを選ぶことが大切です。
140文字で伝えたいことを表現するTwitter、写真や動画で視覚的に訴えるInstagramなどがあります。一言にSNSといっても、投稿内容の向き不向きがあります。ここでは5つのSNSの特徴を、簡単に紹介しましょう。
・Twitter
10~30代のユーザーが多く、リツイートによる情報拡散が最も早いSNSです。拡散力が強いために炎上しやすいという側面もあります。
・Facebook
30~40代の高年齢層のユーザーが多いSNSです。企業導入率は8割超えで、公式ホームページのように扱う企業も多くあります。
・Instagram
10~20代のユーザーが多く、とくに女性からの人気があるSNSです。写真を投稿するSNSだけあって、視覚的なブランド効果を高めやすく、世界観の提供に適しています。
・LINE
顧客と相互コミュニケーションを取りやすい、チャット型のSNSです。LINEは全世代で幅広く使われているため、多くの顧客に届きやすいという特徴があります。
・YouTube
動画を共有するSNSです。文字や写真だけでは伝わり切らない情報を発信するのに適しています。
長期的な目線で施策する必要がある
SNSを運用していくためには、アカウントをフォローしてくれるフォロワーが必要になります。SNSを始めた当初は1から増やさなければならないため、長期的な運用が必要です。知名度の高い企業であれば、SNS上で企業名の「#ハッシュタグ」などによって、情報が発信されていることもあります。
フォロワーを増やすために必要なことは、質のよい投稿を発信しながら投稿の頻度を維持し続けることです。投稿されないアカウントはフォロワーが離れてしまうため、長期的な継続が大事であることを意識しましょう。
まとめ
企業がSNSを運用する前に知っておきたいメリットや、注意点を紹介しました。今やSNSは私たちの日常に浸透しており、活用する企業は増える一方です。SNSを上手に活用することで、あなたの会社に新しい顧客を呼び込めます。あなたの会社のブランディングに合ったSNSを選び、マーケティングのひとつの手段として活用しましょう。