企業・個人関係なく、WEBサイトにおいては検索順位がとても重要です。どれだけ内容を丁寧に構築していたとしても、検索結果の上位に表示されなければユーザーの目に触れることが極めて少なくなってしまいます。WEBサイト内のライティングにおいてはSEO対策が重要なのです。
そこで今回は、SEO対策あるあるともいえるライティングで注意すべきポイントについてご紹介いたします。
ライティングで意識すべきSEO対策とは
WEBサイト内のコンテンツに関するライティングでは、必ずSEO対策を意識すべきです。しかし、言葉だけが先行してしまい、SEO対策の目的や効果がどういうものか曖昧になっている方やご存じない方もいらっしゃるでしょう。まずは再認識することが大切です。
SEO対策の目的
SEO対策の目的は、「検索エンジンにおいて検索された際の表示順位をあげること」です。商品の購入やサービスの契約などの企業が設定するコンバージョンにたどり着くためには、WEBサイトに訪問してもらわなければなりません。多くの場合、Googleなどの検索エンジンでワード検索をして目的のサイトや情報にたどり着くことになるでしょう。その際に検索順位の上位に表示されていることで、サイトへの訪問数が変わってくるのです。
たとえば、一番上位に表示された場合、まずクリックするという方も多いためクリック率は非常に高くなります。ところが、検索順位が下位の場合ですと、ユーザーは上位に意識が向いてしまうためクリックされなかったり、そもそもスクロールで表示されなかったりする可能性もあります。そのため、SEO対策によって検索順位をあげることを目的とするのです。
SEO対策が重要な理由
SEO対策が重要な理由ですが、「集客だけでなく自社の資産にもなるものだから」です。集客だけを考えると、WEB広告という手段もあります。即効性も高く、人気の高い常套手段です。しかし、WEB広告は有料のため費用が常に発生します。自社のブランディングにはつながらないという点も気になるでしょう。一時的な集客においては有効ですが、長期的に考えると適していません。SEO対策に則ったライティングによって構成されたWEBサイトは、ユーザーにとって有益となるものです。
多くの方にとってプラスとなる情報が詰め込まれているWEBサイトは、自社の大切な資産となります。一時的なものではなく、積み重ねていくことで自社の資産を構築するというのが、SEO対策が重要視されるポイントの一つといえるでしょう。
ライティングに欠かせないSEO対策の注意すべきポイント
自社の資産構築につながるSEO対策ですが、それだけでなくさまざまなメリットが存在しています。代表的なものとして、以下の4つが挙げられます。
URLの正規化
WEBサイトを構築する上でついついやってしまいがちなのが、「www.」の有無が異なるページの存在です。それぞれのページで「www.」はなくても問題なく表示がされる仕組みとなっています。そのためページごとに「www.」があるページと無いページが混在してしまいがちです。それによって、評価の分散やペナルティの発生という問題が発生してしまうのです。
せっかく高い評価を受けたとしても、分散してしまっては効果が半減します。ペナルティが発生してしまうのはもってのほかでしょう。そこで「www.」の有無を統一化する必要があります。それがURLの正規化となるのです。
クローラー巡回の最適化
検索結果に表示されるためには、まずはそれぞれのページをクローラーが巡回する必要があります。そのためにしておくべきことが複数存在するのです。まずは、「サイトマップの作成」です。クローラーが巡回する上でマップがあるとスムーズになります。人間に対する地図と同じ感覚です。検索エンジンに送信することでクローラーの手助けになるでしょう。
その他にも、「パンくずリストの設置」も効果的です。これは下層ページが存在する場合に、今どの位置のあるページを見ているかを表すものとなります。サイトを閲覧しているユーザーに対してもメリットがあるので、基本的には設置するといいでしょう。
サイトそのものの利便性向上
「サイトそのものの利便性の向上」も見逃してはいけない対策ポイントです。たとえば、サイトの表示スピードの改善が挙げられます。ページを開いたときに、サクサクと表示されるとスムーズですが、読み込みに時間がかかってしまうとユーザーの離脱につながってしまいます。
その他にも、スマートフォン対応をすることも重要です。スマートフォン経由でWEBサイトを閲覧するユーザーが多いことから、モバイルファーストと呼ばれるスマートフォン対応をしていることで、検索順位を下げずに済むのです。
コンテンツの質を高める
最も重要で注意すべきポイントといっても過言ではないのが「コンテンツの質を高める」ということです。サイトへユーザーを誘導することも重要ではありますが、企業にとってだけでなくユーザーにとって有益な情報が詰まっているサイトでなければなりません。それがWEBサイトの本来あるべき姿なのです。原点を忘れてしまわないように、常にコンテンツの意識をしながらライティングを行うといいでしょう。
ライティングに欠かせないSEO対策のデメリット
注意すべきポイントの他に、SEO対策にはいくつかのデメリットも存在しています。しっかりとSEO対策を行うためには、デメリットについても理解しておくべきでしょう。主なデメリットは以下のとおりです。
即効性はあまりない
SEO対策は基本的に即効性の高いものではありません。注意すべきポイントを踏まえて対策を行ったとしても、効果が現れるまでには3〜6ヶ月はかかってしまうでしょう。取り組みをはじめてからまず気になるのは効果ですが、効果が出ていない期間に関しても諦めることなく地道に取り組みを継続することが求められます。
検索エンジン側に主導権がある
SEO対策ですが、あくまでも主導権は検索エンジン側にあるということを忘れてはなりません。たとえば、SEO対策をする上で検索エンジン側の評価基準が重要視されますが、突然ルール変更が発生することも少なくありません。内容次第ですが、これまでとは大幅な変更であった場合には、これまでの取り組みが根底から覆される恐れもあるでしょう。実際には軽微な変更が多いものの、アップデートなどのたびに修正が発生することがあります。
キーワードによって難易度が異なる
検索エンジンで検索されるキーワードごとにSEO対策を行うことになります。キーワードによっては競争率が高く、難易度が大幅に高いものも存在します。需要が高く人気のキーワードが該当するため、これから取り組みを始める場合には相当な時間をかけなければいけなくなるでしょう。単一ワードではあまりにも勝ち目がないという場合には、複数のキーワードの組み合わせ(複合ワード)で上位を狙うことがおすすめです。
まとめ
ライティングで今回ご紹介したポイントを意識することによって、SEO対策に繋がります。SEO対策を地道に行うことが検索順位をあげるための近道です。少なからずデメリットも存在していますので、それを理解した上で検索順位の向上を目指しましょう。はじめてですとなかなか結果が出ずに諦めかけてしまうこともあるでしょう。しかし、簡単に上がるようなものではないので根気強く取り組むことが大切です。丁寧に取り組みを継続することで、着実に検索順位に影響を及ぼします。まずは早速SEO対策を始めてみましょう。