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【スクール・教室業界の方必見です!】HPって実際必要なの?!どんなデザインにすればいいの?

ピアノ教室や英会話教室、学習塾などのスクール・教室の中には、HPを持たないところも多いのではないでしょうか。大手ではない地元密着型の教室・スクールの場合、口コミや周辺住宅へのポスティング、DMなどで生徒も集まっているからHPは不要だと考える人もいるかもしれません。

ところが今後、少子化によって生徒数の減少も考えられ、競争が激化することも大いにあり得るのです。そこでHPを制作するメリットとともに、より効果的に集客するためのおすすめデザインや事例を紹介していきます。

スクール・教室にHPは必要か?

ピアノ教室や英会話教室、学習塾といったスクール・教室には、HPは必要なのでしょうか。全国展開しているような大手のスクール・教室にHPがあるのは知っているものの、個人経営のスクール・教室は地元密着でとりあえず生徒が集まっているなら必要ないと考えられるかもしれません。

ところがスクール・教室は競争が激しい業種であり、近隣にも似通ったスクール・教室があることも多いのではないでしょうか。そのようなライバルとの差別化を図り、生徒を集客するには、HPは非常に有効だと言えるのです。

近年人口は減少の一途をたどっており、生徒数もそれに伴い減少していくことは必然です。今までは口コミやDM、チラシなどで集まっていた生徒も、今後は減少していくかもしれません。積極的に集客していくための手立ての1つとして、HPの制作をぜひ検討していきましょう。

スクール・教室のHPに必要なコンテンツとは?

スクール・教室のHPを制作するのにあたって、まずは必要なコンテンツを挙げていきましょう。

基本情報

まずは、スクール・教室の住所や電話番号、営業時間や休業日といった基本情報が必要です。電話番号や問い合わせ先も載せましょう。入会を検討している人が体験レッスン・体験教室を申し込みたい場合も、電話で問い合わせるのはハードルの高いものです。受付時間を明記したり、メールで申し込めるようにしたりするといいでしょう。

住所は、Googleマップを貼り付けるとユーザーが経路を検索しやすいのでおすすめです。大きな通りからの道順や目印、駐車場の場所なども明記すると、初めてスクール・教室を訪れる人も安心して向かえるでしょう。

カリキュラム・学習スケジュール

カリキュラムや学習スケジュールも、スクール・教室選びの基準にしているユーザーが多い項目なので必ず掲載しましょう。具体的には、次のような内容です。

・指導教科や指導内容
・指導時間
・使用するテキスト・教材
・指導方法や指導のイメージ
・1週間のスケジュール

1週間のスケジュールは、自宅でのレッスンや課題がどれくらいあり、レッスン・授業日以外の日も自宅でどの程度こなせばいいのかをはっきりさせましょう。ユーザーは、入会前にそもそもそこでやっていけるかどうかを検討するものです。入会したもののついていけないかもしれない、課題が多く自宅での負担が大きいかもしれない、という不安を抱えながらHPを閲覧しているユーザーも多いので、安心させられるような内容にするといいでしょう。

レッスン・教育方針

一口にスクール・教室と言っても、レッスンや教育方針はさまざまです。ピアノ教室なら、大人から子どもまで楽しくレッスンできる趣味のピアノ教室もあれば、発表会やコンクールへの参加が必須のピアノ教室もあります。英会話教室も、会話中心のレッスンの教室や子ども向けのゲームや歌で楽しく英語に触れるレッスン、筆記の学習もして英検取得を目指す英会話教室もあるでしょう。

学習塾も、高い学力を目指す学習塾から授業についていけるようフォローアップする目的の学習塾まで、幅広い教育方針の学習塾が存在します。そのようなレッスン方針や教育方針は、入会してからのミスマッチをなくすためにユーザーが事前に知りたいところです。

また、進学率の高さが売りの学習塾の場合は「合格実績」も載せましょう。学習塾や予備校を選ぶ際にHPを見たユーザーの多くが、合格実績を参考にしていることが分かっているのです。その際に「合格者の声」や「インタビュー」もあるとより効果的でしょう。

ただし、合格実績は必須というわけではありません。学習塾によっては進学率に重きを置いておらず、授業についていける程度の学力を身に着けさせるための学習塾、部活と両立できる学習習慣をつけるための塾などもあるでしょう。その場合も、合格実績は載せなくても通っている生徒の声やインタビューがあると訴求力が高まります。

料金体系

実際に通うことになると月にいくらかかるのかは気になるところです。さまざまなスクール・教室のHPを見て比較検討する選択肢の1つとして選ばれるためにも、料金体系は明記するのが望ましいでしょう。スクール・教室によっては具体的にいくらかかるかは伏せておいて、無料の説明会や体験レッスンの際に説明するところもあります。ただしそれでは事前に料金が分からないからと、選択肢にも入らないことが考えられます。料金を伏せているのはきっと高額なのだろう、と思われることもあるでしょう。

料金体系によっては、さまざまな組み合わせがあって単純に月いくらと明示できないケースもあるでしょう。その場合にも目安の料金例をいくつか提示したり、料金の決め方だけでも伝えたり、詳しくは資料で説明することにして資料請求をお願いしたりすることが考えられます。

コーチ・講師の紹介

どのようなコーチ・講師に教えてもらえるのか、入会後のイメージをもってもらうためにもぜひ写真とテキストで紹介を載せましょう。名前・顔写真・担当科目・プロフィール・生徒や保護者への一言・趣味などの項目が考えられます。明るい笑顔で安心感を与えられるような写真、本格レッスンを謳うスクール・教室なら実技や授業中の真剣な表情などもいいでしょう。

レッスン・学習風景

入会後の様子をイメージしてもらえるよう、レッスンや学習中の様子もぜひ掲載しましょう。近年では、動画での紹介を取り入れているスクール・教室も多くあります。YouTubeなどの外部サイトを利用すれば、HPが重くなる心配もありません。実際の授業・レッスン風景を見られたら、安心感も各段にアップすることでしょう。

施設案内

スクール・教室に限らず、初めていく店舗や施設は中の様子が分からないため敷居が高く感じてしまうものではないでしょうか。施設内の様子を案内する写真があれば、入口を入ってどこの受付に声を掛ければいいのか、どのような場所でレッスン・授業を受けるのかなどが分かり安心感を与えられます。

スクール・教室のHPデザインの重要なポイントとは?

次に、スクール・教室のHPを制作するのにあたって、どのようなデザインにすればいいのか重要なポイントを紹介していきます。

スクール・教室のHPに求められる必須項目

スクール・教室の種類によって、HPに求められる項目はおよそ決まっていると言えます。たとえば学習塾なら、ほとんどの学習塾のHPで次のような項目が盛り込まれているはずです。

・教室・降車一覧
・指導方針
・入塾の流れ
・コース一覧
・講師紹介
・合格実績
・合格者・保護者の声
・受講料
・選ばれる理由
・お知らせ
・よくある質問

これらの項目はライバルとなるスクール・教室のHPにも掲載されている可能性が高いので、基本型として網羅するといいでしょう。そして、さらにアピールしたい項目があったら追加していくのです。

他のスクール・教室との違いをはっきりさせる

他のスクール・教室との違いはそのまま、「強み」と言えます。強みを強調してターゲットを引き付けましょう。具体的には次のようなものが考えられます。

・駅から近く通いやすい
・ゲームや歌、カードなどで楽しく学べる
・マンツーマンでのきめ細やかなレッスン
・大手のスクール・教室より安い料金
・検定やコンクール対策をしている
・苦手科目の克服

スクール・教室の強みを明確にしたら、トップ画像にその強みをアピールできるような写真を使ったり、キャッチコピーで示したり、強みについてより詳しく解説するコンテンツを用意したりしましょう。

PCよりもスマホ対策が有効

総務省が発表した「平成30年度 情報通信白書」によると、インターネットの接続端末として10代から40代の約80%がスマホを利用していることが分かっています。PCと比べて思い立った時にどこに居てもすぐに検索できるのが、スマホの良さでしょう。スクール・教室のHPもスマホでの閲覧を前提に制作する必要があるというわけです。

サイトが見づらい、画像や図表がうまく表示されない、重くてなかなか開かないなどの不都合があると、すぐに離脱されてしまうのも現状です。スマホ用のサイトを作って、大きな機会損失を防ぎましょう。

スクール・教室のHPで生徒数を増やすコツは?

スクール・教室のHPは、一度制作して終わりではありません。定期的に更新して運営していくほか、次のようなコツを実践することでより多くのアクセスが得られるでしょう。

SEO対策とともにMEO対策を万全に

「SEO対策」とは、Googleなどの検索エンジンで検索した際に上位に表示されるための対策のことです。「学習塾」や「ピアノ教室」などと検索すれば、無数のHPがヒットするものの、その上位に表示されるほど閲覧してもらえる確率が高くなります。良質なコンテンツが掲載されているHPを上位表示する評価システム、「アルゴリズム」が高く評価するHPになるように対策をしましょう。

さらにスクール・教室のHPで重要になるのが「MEO」対策です。「MEO」対策とはGoogleマップで上位検索されるための対策であり、ローカルビジネスにおいてこの対策が集客を左右する重要なものなのです。

地元の企業や店舗、クリニックやスクール・教室などを探す際、多くの人が「エリア名+業種」で検索するはずです。そして検索結果は、Googleマップとともに表示され、Map下部に上位3件だけ企業名と情報が表示されるのです。この上位3件は非常にタップされやすく、集客に非常に有利になります。「MEO」対策をして、上位3件を狙いましょう。

SNSと連携する

HPのほかにX(旧Twitter)やInstagram、FacebookなどのSNSを運営していたら、HP上にリンクを貼ればそれぞれのSNSへの流入が見込めます。反対に各SNSでHP開設のお知らせをすれば、そちらからHPへの流入も見込めるでしょう。HPよりもSNSの方が情報拡散力に優れているので、HPを連携させれば大きな宣伝効果が期待できるでしょう。

スクール・教室のHPのおすすめデザイン&事例を紹介!

ここからは、実際にあるスクール・教室のHPデザインの事例を紹介していきます。

刺激的なキャッチコピーで興味を引く「高木塾」

論理的思考力を鍛えることで超難関校を目指す「高木塾」のHPは、刺激的なキャッチコピーが目を引きます。「徹底した独自の方法論で、小学校4年生までに高校生までの算数・数学を学び、超難関校合格を!」というキャッチコピーが目立つよう、トップ画像は白を基調にしたシンプルな画像になっています。

そして、超難関校名と合格者数が続いて表示されます。さらに、超難関校への合格に興味のあるユーザーが多く閲覧することを想定し、「レベル別指導法」「高木メソッド」「教育理念」などの項目が見やすい位置に配置されているのも効果的でしょう。

他教室との差異をアピールした「永瀬音楽教室」

全面白の背景に黒のフォント、アクセントにスモーキーピンクを使ったシンプルな色合いのHPです。その分、「確実に力が身に付く」「永瀬音楽教室が選ばれるワケ」といったキャッチコピーが目を引くデザインになっています。

トップ画に続くテキストも、「3回のレッスンで自力で楽譜が読めるようになる」「20回目のレッスンで演奏表現ができるようになる」「2年で音楽大学の入試問題が解ける」など具体的な数値が盛り込まれていて方向性が明確です。

発表会の様子のYouTube動画が埋め込まれているので、事前に他の生徒のレベルを確認したい保護者の参考になるでしょう。

女性限定というセールスポイントを最大限に打ち出している「bわたしの英会話」

「bわたしの英会話」は、東京都内にある女性限定の英会話教室です。他の英会話教室との違いは女性限定であるという点であり、さらに30代以上の英会話初心者の女性のみにターゲットを絞っている英会話教室は、なかなかないのではないでしょうか。そのような他の教室との違いを打ち出すために、トップ画には可愛らしい女性のイラストが使用されています。また、色合いも全体的にピンクが使われ、ポップな印象を与えています。

「プランとシステム」「資料請求」「無料体験レッスン」のボタンがサイドに大きく表示されていて、気軽に問合せや資料請求できそうな雰囲気になっているのも効果的でしょう。

スクール・教室のHPデザインのNGポイントとは?

最後に、スクール・HPデザインのNGポイントを紹介します。どれもついついしてしまいがちなので気を付けましょう。

デザイン性優位になっている

他のスクール・教室との差をつけようと、ついデザイン性に凝ったHPにしてしまいがちです。ジュエリーや化粧品、アパレルなどイメージやおしゃれさが重要な業種のHPならデザイン性も必要ですが、スクール・教室のHPを閲覧するターゲットはデザイン性を求めてはいないでしょう。

突然BGMが鳴ったり、どこにメニューがあるか分からなかったり、文字が読みにくかったりといったデザイン性優位のHPは避けましょう。それよりも、分かりやすさや情報の得やすさ、動線の分かりやすさを大切にしたHPデザインにしましょう。

スクール・教室業界特有の知見を持たない人が作っている

HPは無料でも作れますが、知識が無い、凝ったものが作りたいという場合は試作会社に任せるのもおすすめです。ただし、内容まで全てお任せするのは避けましょう。ピアノ教室ならピアノの専門知識、学習塾なら学力向上のノウハウなど、それぞれの業界特有の知見を持たない人の書いた文章は、その業界に興味を持ち習いたいと考える人には見破られてしまうからです。

ユーザーの求める情報にたどり着かない

動線が分かりづらいHPデザインだと、ユーザーが欲しい情報にたどり着かないまま離脱してしまうことになりかねません。メニューバーをサイドに分かりやすく設置したり、「お問い合わせ」や「無料体験申し込み」などをボタンで大きく表示したりして、多くのユーザーの求める情報にたどり着きやすいデザインを心掛けましょう。

まとめ

全国展開するような大手でない、大部分のスクール・教室は地元密着型で経営しているはずです。これまでは地元の口コミなどで集まっていた生徒も、今後は減少傾向になることが予想されます。また、現時点で集客に問題を抱えているスクール・教室も、HPを制作して認知度を上げることで集客や認知度を大きくアップできるはずです。他のスクール・教室との競争に備えて、強みをアピールできるようなHPを制作しましょう。

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