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美容サロンでは会話も重要な要素!どのような話をすればいいか話題例を解説!

美容師として活躍するために、何より大事なのが技術力であることは間違いありません。しかしそのほかにも重要な要素があって、今回紹介する話術もその中の一つです。コミュニケーション能力がないと、お客さんはヘアスタイルに関するアドバイスが受けられませんし、施術中手持無沙汰になってしまいます。ではどのような話をすればいいのか、おすすめの話題についてここで詳しく見ていきます。

話術を高める方法とは?

「コミュニケーションが必要といっても話が苦手だから…」という美容師もいるでしょう。しかしコミュニケーションスキルは、自分の努力次第である程度のレベルにまで高められます。もし会話に苦手意識を持っているのであれば、まずは以下で紹介するポイントを押さえてみましょう。

挨拶を忘れない

「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」など、まずは基本的な挨拶をおろそかにしないように気をつけましょう。挨拶をされて嫌になるお客さんはいないからです。そして基本、笑顔で接客するように心がけましょう。笑顔もお客さんにいい印象を与えるからです。お客さんが美容師にいい印象を持てば、話しかけやすくなります。その結果、自然と会話が生まれるわけです。基本的なマナーをまずはきちんと押さえることが重要です。

自己紹介してみる

初めてのお客さんの場合、まずは自己紹介するように心がけましょう。そうすれば、自分が何者かお客さんは理解してくれます。これだけでも親近感がわき、話しやすくなります。自己紹介されれば、お客さんも自分の話をしやすくなるでしょう。

そしてお客さんと話したことについて、メモを取っておくといいでしょう。前に話した内容を記憶しておけば、次にそのお客さんが来店した際に話の取っ掛かりをつかみやすくなります。こうしてお客さんとの人間関係を作り出していきましょう。

会話量はお客さんに合わせる

施術中の会話はお客さんによってまちまちです。「施術中手持無沙汰なのでいろいろと話をして時間をつぶしたい」と思う人もいれば、「できるだけ話をせず静かな環境でスタイリングしてほしい」と思う人もいるでしょう。

そこで会話量はお客さんに合わせてみましょう。あまり話したくない人にいろいろと話しかけては、相手からすれば「面倒くさい」となってしまうからです。話をいろいろとしたいかどうかは、なんとなく空気感でわかるはずです。

お客さんの方からいろいろと話を振ってくる場合、いろいろ会話を楽しみたい人でしょう。一方チェアに座ったらすぐにスマホや雑誌を見る、目をつむってしまう人はあまり話しかけてほしくない人と解釈できます。このようなちょっとしたサインを見逃さず、お客さんが何を望んでいるのか読み取るように努めてください。

聞き役に徹する

いろいろと話を振ってくるお客さんは、どちらかというと自分が話したいという人です。そこで美容師は聞き役に徹するといいでしょう。基本的に笑顔で相槌を打って、話しやすい雰囲気を作ってください。話を聞く際に、基本肯定することも大事なポイントです。「なんか違うな」と思っても自分の意見をいったり、お客さんの話を否定したりするのはNGです。お客さんが気持ちよく施術を受けられるような雰囲気づくりに努めましょう。

アンテナを張る

美容サロンには、いろいろなお客さんがやってくるでしょう。そこで老若男女、どのお客さんでも対応できるように情報のアンテナを張ることが重要です。ニュースや新聞、ネットなどで話題の情報をチェックしておきましょう。またペットに関することやお店周辺のおいしいお店など、身近な情報も収集しておくのはおすすめです。広範囲の情報に触れておけば、どのような話題を振られても対応できて会話も弾むからです。

このような話題はNG!注意したい会話術を紹介

お客さんによって、いろいろな話題で話をすることになるでしょう。しかし話題によってはお客さんが嫌がったり、困ったりするものもあります。基本的に以下で紹介する話題は避けた方がいいと思ってください。

政治や宗教

政治や宗教関係の話題は、避けた方が賢明といえます。お客さんによって、支持している政治団体や宗教はまちまちだからです。特定の政党や宗教を批判したところ、それがお客さんの支持する団体だったという結果も起こりえます。政治や宗教の話題はトラブルになることはあっても、共感することはあまり多くありません。お互い気持ちよく施術するために、ハイリスクローリターンの話題は避けた方がいいでしょう。

自慢話

美容師の中には、自分の経歴や技術について自慢する人もいるようです。口コミサイトを見てみると「自慢話をずっと聞かされてうんざりした」や「相手の話をずっと聞いていて苦痛だった」というコメントもしばしば掲載されています。

また指名してもらおうと思ってアピールしているのかもしれませんが、聞いている側からすればただストレスに感じるだけです。先に紹介した「聞き役に徹する」に共通しますが、美容師はなるべく自分の話をしないように心がけましょう。

プライベート

ある程度お客さんのプライベートの話をするのは問題ありません。しかし調子に乗って、つい踏み込んだところまで話題に挙げる美容師もいます。結婚や子ども、住んでいる場所などを聞き出そうとすると、お客さんが不快に感じるかもしれません。とくにアラサー・アラフォーの女性の場合、結婚や恋愛の話題に関してナーバスになる人も少なくないようです。また50代になると家族の話題を嫌がる人が多くなるので、注意しましょう。子どもや介護などさまざまな問題を抱えてもおかしくない世代なので、家族の話はしたくないと思う人も少なくありません。

また男性の場合、初対面の美容師に対してあまりプライベートな話をしたがらない傾向があります。いきなり突っ込んだ話をするのではなく、少しずつ関係を深めることでいろいろな話を聞き出すように心がけましょう。

スポーツ

スポーツの話題を振るのも避けた方がいいでしょう。宗教や政治と同様、スポーツもどこのファンか人によってまちまちだからです。ごひいきのチームが違っても受け入れてくれるお客さんも多いでしょうが、自分のファンのチームがお客さんはアンチだった、という結果になりかねません。また担当している目の前のお客さんは大丈夫でも、周りの別のお客さんが不快に感じることもあるかもしれません。そう考えると、スポーツの話題を持ち出すのは避けた方が賢明です。

これぞ鉄板!美容サロンでおすすめの話題例を紹介

美容サロンには老若男女、いろいろなお客さんがやってきます。するとどのような話題で会話すればいいか、迷ってしまう美容師もいるでしょう。そこでここでは鉄板ともいえる、美容師の話題例をいくつかピックアップしてみました。以下で紹介する話題であれば、まずどのお客さんでも食いついてくれるはずです。

休日の過ごし方

どのようなお客さんに対しても振りやすい話題として、休日の過ごし方が挙げられます。あまり詳しく踏み込まれるとプライバシーの問題もあるので、嫌がる人もいるかもしれません。しかしざっくりしたものであれば、話しやすく感じられるでしょう。

休日の過ごし方を聞き出すと、お客さんがどのような趣味の持ち主か、どのようなことに関心があるのかわかります。趣味など自分の好きなことであれば、お客さんも話しやすいでしょう。この時相手の趣味を否定するのではなく、肯定的に聞き出すように心がけてください。

中には休日の過ごし方を聞かれて、答えに窮するような人見知りの方もいるかもしれません。その場合には美容師の方から答えやすいように話を振ってあげましょう。たとえば「アウトドアですか?インドアですか?」のように二者択一や、イエス・ノーで答えられるように話を振ってあげるといいでしょう。

学校や仕事のこと

社会人であれば仕事関係、学生のようなら学校の話を振るのもおすすめです。学校や仕事の話を聞き出すことで、どのようなヘアスタイルがいいのかイメージも膨らみやすくなります。仕事といってもあまり詳しく話を聞かなくても構いません。どのような系統の仕事をしているのか、普段の働き方など聞き出すような感じで聞いてみましょう。

学生の場合なら部活や塾などの習い事について聞いてみるといいでしょう。大学生や専門学校の学生であれば、専攻は何か聞いてみるのもおすすめです。自分に同じような経験があれば、自分の話も少ししてみるのもいいでしょう。似たような経験のある美容師に、お客さんも親近感を抱くかもしれないからです。

ただしNGの話題例で紹介したように、男性の中には仕事の話をされるのが不快に感じる人もいます。「休みの時くらい、仕事の話はしたくない」と思う人もいるからです。仕事の話を振った時に嫌がる素振りが見られたら、速やかに別の話題に変えましょう。

グルメ

食に関する話題は、老若男女どの世代でも関心のあることでしょう。グルメ系の話題は結構盛り上がるはずです。たとえば最近食べておいしかったメニューやお店、自炊しているなら最近どのような料理にチャレンジしたかなど話してみましょう。自炊する人でもしない人でも、グルメに関しては共通の話題は見つかりやすいでしょう。

もし地域密着型の美容サロンであれば、お店周辺の飲食店に関する情報を振ってみるのもおすすめです。おすすめのお店を教え合うことで、お客さんとの距離を縮めてみましょう。もしお客さんからお店を紹介されたら、そのお店に実際に行ってみてください。そうすれば「前に紹介されたお店に行きましたよ」と、店に行った時のことを話せるからです。また美容サロンに配属されたての美容師であれば、「この辺においしいお店ってありますか?」のようにお客さんに尋ねてみるのもいいでしょう。お客さんも気軽におすすめのお店を教えてくれます。

最近ではスイーツをはじめとして、コンビニグルメもリーズナブルでおいしいと話題です。コンビニグルメでおいしかったものを紹介してみると、お客さんが興味を持ってくれるかもしれません。このようにグルメの話題はどの方向からも切り込めるので、ネタをいくつか持っておくと会話しやすくなります。

美容

美容サロンにくるお客さんの中には、美容に関して関心を持っている人も少なくありません。スタイリングのプロである美容師に、スキンケアやコスメに関していろいろとアドバイスがもらいたいと思っている人もいます。そこで美容に関する話題を振ってみるといいでしょう。普段自宅でどのようなスキンケアを行っているのか、エステサロンに通っている場合どこのお店を利用しているかなどです。そこから会話の広がっていく可能性があります。

またお客さんの中にはヘアスタイルやヘアケアの方法について、美容師にアドバイスを求める方も少なくありません。その場合にはプロとして、適切にアドバイスしてください。ただし自分の知識をひけらかすような感じになると、ただの自慢話になってお客さんが苦痛に感じるかもしれません。簡潔でほどほどなアドバイスを心がけてください。

時事ネタ

どのような話をすればいいかわからないというのであれば、時事ネタをあらかじめ仕込んでおくといいでしょう。時事ネタは老若男女関係なく、ある程度の関心を持っている人が多いからです。ただしお客さんの年代に合わせて、話題は使い分けることが重要です。

若者相手であれば、トレンドについて話をしてみるといいでしょう。SNSなどをチェックすれば、若者の間でどのようなものが流行っているかわかります。中にはトレンドに関して疎い美容師もいるでしょう。その場合には「いまどのようなものが話題ですか?」といった感じで、お客さんから教えてもらうのもいいでしょう。年配の方であれば、ニュースや芸能ネタなどのゴシップの話をしてみるといいでしょう。ただしNGな話題例で紹介したように、政治関係の話はあまり深く突っ込まない方が賢明です。

「仕事が忙しくてニュースなどを見ている暇がない」という美容師もいるでしょう。その場合には通勤中や休憩中を利用して、スマホのニュースアプリでヘッドラインだけでもチェックしてください。これだけでも、いまどのようなことが社会で起きているのか把握できるからです。

会話なしサロンが話題に

美容師にとって、お客さんとのコミュニケーションは重要です。しかしお客さんの中には「あまりいろいろと話しかけられたくない」と思っている人も少なからずいます。そのような方向けの美容サロンとして、「会話なし」を売りにしているお店も出てきています。

美容師との会話が面倒だと思っている人は多い

あるサイトで「美容師さんとの会話が面倒だと思ったことはありますか?」というアンケートを実施したところ、「ある」と答えた人が68.46%いました。つまり7割弱の人は、「美容師との会話が面倒」と、少なくても1回は思ったことがあるわけです。面倒と思う理由は、お客さんによってまちまちです。「美容師さんに気を使ってしまうから」という人もいれば、「プライベートの話をあれこれ聞かれたくないから」という人もいました。このようなニーズに目をつけて、会話なしの美容サロンも出てきています。

海外ではすでに導入

会話なしの美容サロンは、海外ではすでに結構導入されているようです。たとえばイギリスでは、VIPルームやサイレントルームと呼ばれる施術室を設けているお店も見られます。会話なしで静かに過ごせる施術室は、高い人気を誇るといいます。

オーダーはどうする?

会話なしといっても、どのようにスタイリングしてほしいかは話をしないとわかりません。しかし会話なしのサロンでは、たとえば予約サイトの備考欄に希望のスタイルを記載できるようにするなど、対策しているようです。またスマホのメモに要望を書いて、美容師に見せる方法でオーダーできるようなサロンも見られます。
お客さんの中には「美容室に行ってもオーダーのやり方がわからないので緊張する」という人も少なくありません。会話なしのサロンであれば、このように注文に苦手意識を持っている人も取り込みやすくなります。

まとめ

美容師の中には、お客さんとの会話をどうすればいいかで迷っている人もいるでしょう。話しやすい雰囲気を作るためには挨拶や笑顔を心がけるなど、接客マナーの基本をしっかり押さえるところから始めましょう。そうすれば、お客さんの警戒心も解け、いろいろな会話を楽しめるようになるからです。

ただしお客さんの中でも一定数、「美容師との会話が面倒」「話をするのが苦手」という方がいるのもまた事実です。メニューの中に「会話なし」を付け加えれば、このようなお客さんを取り込めます。また他店との差別化も図れますので、会話なしコースを導入するのも検討してみるといいでしょう。

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